造りやすい建築も必要なんだけど、
造りやすいからと言って使いやすいとは限らないし、
そもそも使いやすい以上の建築を目指すべきで、
何が言いたいかというと、
何のための建築を設計しているか?ということで、
設計者の姿勢としては、
その建築がどう在るべきか?を方向付けるってことなので、
造りやすいことを第一とはしていないのです。
そのあたりを施工者の皆さんに理解を頂かないといけないのですけども、
これがなかなかどうして、
大体の場合は
「やはり、先生の強い思いでこのようなカタチに?」
なんて解釈をされがちなんだけど、
先生という枠に入れて、
理解不能な「先生領域」に押し込まれると会話が続かない。
先生というのは難解な生き物ですねってことになる。
そうじゃなくて、なぜそうしているか?には意味があって、
そこを共有してもらうための努力が設計者には必要だと思う。
そのためには、分かりやすい言葉と伝わりやすい姿勢がいるわけだから、
自ら先生領域に行かないようにしないといけない。
権威主義を主張したところで上からでは本質は伝わらない。
建築家を特権階級にしてはならない。
以上が、私の服装がラフな理由です。
今日はスウェットパンツで仕事しています。
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