お話しを頂いてから、1ヶ月ちょっと。かなりの緊張をしておりましたが、当日の朝になると楽しみになっておりました。よい機会なのでスタッフも一緒に行くぞ!と言う事になり、スタッフの車に乗り込みました。ああそうだ、ETCカードは俺のを入れようと、自分の車に取りに行き急ぎ足でコンクリートブロックをピョーーンと、、、、グキッ!!やっちまいました、、足首をグネりました。。。まあ、大丈夫だろうと車に乗り込み、約二時間後に福岡に到着。。立てない。。歩くのがやっとです。これはヤバイ。。
とはいえ!
こんな機会は二度とないので、張り切って参加しました。足の引きずり方が尋常じゃなく、伊東豊雄さんにも心配される状態でしたが「大丈夫です!!!(油汗)」という、あきらかな嘘を元気よく言い、準備の会議、会場への移動(ツライ)、まずは伊東豊雄さんの講演(面白かった!)です。
伊東豊雄さんの講演は、福岡という地点における建築についてであったり、自作の生まれ方であったり、濃厚なものでした。なかでもアジアの国々の生活があふれ出たような建築の在り方は、記憶に深く刻まれたように思います。詳しくまとめられるほどの文章力を持たないので、、このへんで。
最終的には「アジアから発信する建築とは何か?」という問いを会場に投げられました。1つの答えとして「自然に祝福される建築」という言葉で締めくくられました。

その後、休憩をはさみ、いよいよ登壇です。足を引きずりながら。
お願いして座ったままお話しさせていただきました。末廣さんからも「伊藤さんは足に事情があって、、、」と前フリをしていただけたので「足のハプニングでスイマセン」と軽く笑いも取れました。

4人の登壇者のトップバッターでしたので、緊張しましたがなんとかお話し出来ました。
「ARTPLAZA U_40建築家展」では、解体されずに残った建築、その保存活動をした地元建築家達から、それを使う活動をする建築家達の話を。
「CLTの取り組み」では、地元の大学が地域の建築の在り方について、そして逆説的に林業との関係について改めて思うところを。
「シグチツギテチェア」からは、これからの大工技術の可能性と、イタリアでの発表について。
「阿蘇サマーキャンプイン小倉」では、震災復興に対しての構築者としてのアーキテクトの活動を。
「竹田まちホテル」は、最新のプロジェクトとして街と建築のこれからの活動を。
他にも話したい事がたくさんありました。自信の活動と言うよりは知り合った人々の事を話したかったところです。建築活動はいつでも一人ではできないなと改めて思いました。
内田さん、西岡さん、平瀬さんの話しも面白く、充実した時間を過ごせました。
ディスカッションでは、活動姿勢に関してのコメントを伊東豊雄さんから頂けました。
「物をつくるだけじゃない、デザインをするだけじゃない。社会に建築を開く活動をしているね」
と、よい評価だったと思います。

そして、九州大学内での懇親会(立食)、二次会、三次会、四次会と夜は更けていきました。

最終的に平瀬さんと平瀬さんのスタッフさんと百枝優さんと四人でバーにいました。この時間が割と濃密でよかったようにも思います。色々と聞けました。モノとコト、両方やるべきだと再認識しました。
そしてどうやらアピールが足りないようです。私。頑張らないと。
そんなこんなで一夜明け、高速バスで大分に帰りました。
足を引きづりながら、、、
帰ってすぐさま、整形外科に。

折れてました。

折角、登壇するからには「爪痕、残してやるぜ!!」とか息巻いてましたが、まさかの自分自身に傷を残すとは。。。妙な記憶を会場の方に残す事になりました。まあ、自分らしいか。。

自損事故現場↑
人にはCBは三段と言ってますが、ほんとは二段です。